今年も確定申告の時期が終わりました。
我々にとっては年に一度の最も忙しい時期となります。
今年はわたし個人としては約50人の方の確定申告書を作成しました。
事務所全体としては150人ほどの申告をしたようです。
年配の方から若い方まで様々な方の申告をしていますが、
同世代から少し若い方々には老後の話などを少しするようにしています。
我々の世代から若い世代の方はあまり老後のことを心配していない方が多いです。
もちろん個人差はあって、慎重に計画を立てている方もいますが、
ほとんどの方はきちんとイメージできていないと思います。
若いうちは自分自身が働けます。
身体も丈夫ですし、下手なプライドなどもありません。
しかし年齢を重ねれば、そうはいかなくなります。
だから仕事ができるうちに頑張って働いて、利益を残して
それを上手に老後につないでいく必要があります。
利益をしっかり残して、その中から非課税でできる貯蓄などを計画的に行い、
毎年少しずつでも適正に納税していくことが重要です。
利益をすべて経費で使い切り、納税せずに済んだというのは
決して喜ぶことではありません。
別に税務署が怖いからこのような話をしているわけではなく、
適正な納税をしていくことが本人のためになるからお話していることです。
金融機関などからの社会的信用も得られて、イザという時の助けにもなります。
特に我々と同世代の方々は真剣に考え始める頃です。
豊かな老後を送っている年配の方々からお聞きした情報によると、
40歳~45歳くらいに財産形成に舵を切っている方が多いのです。
若い頃はお金なんてなかなか貯められません。
常に使いたい方が上回っていているのが普通かと思います。
特に自営業の方はそういう傾向が強いです。
税金払うのがもったいないし、経費になるからとお金を使ってしまうのです。
宵越しの銭は持たないのは若いうちはカッコいいし、憧れてしまうのもわかります。
でもそれでは一財築くことはできませんし、豊かな老後も望めません。
利益企業や賃貸不動産のオーナーには一生なり得ません。
そろそろ将来のために真剣に財産形成に舵を切るタイミングではないでしょうか。