楽あれば苦あり、山あり谷あり、
などという言葉がありますが、良く考えさせられる言葉です。

先日クライアントとの打ち合わせの食事会で、
「人生は最終的にプラマイゼロだと思う」
とわたしがなにげなく言ったところ、一人の方が同意見だと賛同してくれました。

もちろん運不運の差は必ずありますし、皆平等だということではありません。
あくまでも心構えの問題です。

いいときもあれば悪いときもある。
だからいいときは慢心せず、いずれ来るかもしれない悪いときに備える。
逆に悪いときは、じっと耐えていいときが来ることを信じて努力を続ける。

こういう心構えの意味での「人生プラマイゼロ」ということです。

日本の国旗は日の丸ですが、韓国の国旗は対極円が描かれています。
以前韓国に行った際にガイドさんにこの国旗の意味を尋ねたところ、
世の中には必ず表があれば裏があり、
反対のものが存在し、それらがひとつになり、
万物を創成するという意味があるのだと教えられました。
その意味で、陽と陰、天と地、太陽と月が国旗に印されているそうです。

非常に興味深いお話でした。

プラマイゼロの精神とは直接関係ないかもしれませんが、
必ず反対のものが存在し、万物を創成するという考え方は、
浮き沈みのある人生にも直結するような気がしました。

いいときに自分の力を過信して自信過剰になり、周りの人を大事にしなければ
その人はいずれ泣きをみることになります。
逆に悪いときは、いいときが訪れることを信じて努力を続けていれば、
いずれ周りの人が少しずつ手を差し伸べてくれるはずです。

どんなときも自分を見失わずにいたいものです。