最近いろいろな旅館の料理長を歴任した
料理のプロの方とお話しする機会があります。
人材紹介会社から高額で紹介されるほどの腕の持ち主ですが、
本当に気さくでとにかく話が面白い方です。
今までお聞きしたお話しは、
・産地別に牛肉の美味しい食べ方があること
・食材の効率的な保存方法
・ユッケ問題の裏話
・本当にいいマグロの見分け方
・安い食材でも高級に見えて美味しい料理の仕方
・ダシの地域別のルーツ
・高級なお茶がなぜ高額なのかの理由
等々、魚の捌き方から食材別の調理の仕方まで
料理全般の専門知識と雑学を面白おかしく教えてくれます。
特に高級なお茶が高い理由は面白かったです。
要約すれば、
お茶は香りが命だけど、熱に弱い。
だから機械でお茶を挽くことができずに、
ゆっくり手作業で熱が発生しないように挽かなければならない。
だから手間と時間がかかり高額になるというわけです。
なるほど納得だなと感心させていただきました。
わたしの勝手なイメージですが、
老舗旅館などの料理長というと頑固で気難しい方が多いのかなと
勝手に思っていたわけですが、全くそんなことありませんでした。
腕は確かなのに高飛車でなく柔軟性があり、
それでいて気さくで話も面白い。
なんとなく私が目指す人物像がそこにありました。
堅そうなイメージの職業だけど、会ってみたら結構話しやすい。
それでいて仕事はしっかりしてくれる。
私もそんな人物に一歩でも近づけるように頑張りたいと思います。