3月11日(金)午後2時46分、
大震災のその瞬間は、街中のクライアントで仕事をしてました。
激しい揺れを感じ、これは凄いなと思いながらも
揺れが落ち着き始めたかなと思ったその瞬間、
さらに激しいとてつもない揺れがきました。

本棚から書類は全て落ち、立ってられない状態に。
電気は消え、机の上の大きなモニター落下、プリンターも落下。
使っていたノートパソコンだけは
床に座り込みながらも、なんとか死守しました。

それにしても長く強い揺れで、
正直建物が崩れるのではないかと思いました。

揺れが収まってから、勾当台公園に避難しました。
途中の信号はほとんど消えていて、警察の方が手信号を。

勾当台公園は既に避難の方でいっぱいでした。

旧三井アーバンの建物の外壁が落ちて、
天井からは黒煙が上がっていました。

県庁では天井から落下物。水も漏れてました。

その後数時間かけてなんとか自宅に帰宅。
家族の無事は確認できていましたが、
なんともいえない嫌な胸騒ぎのようなものを感じていたのを思い出します。

そして震災後の生活がスタートします。

その後の生活は電気、ガスはストップ。
水道だけは奇跡的に無事でした。

電気がないので、キャンドルを電気代わりに。

ガスと電気が無く、お風呂に入れませんでしたが、
親切なクライアントの社長さんに
家族でお風呂に入れさせていただき、なんとか過ごしました。

その後3日目に電気が復旧。
その社長さんからお借りした電気でお湯を沸かす道具で
体だけは洗えるようになりました。

これと、

これです。

バケツで1杯、電磁調理器で2杯くらい沸かすと体が洗えます。
最近は慣れてきて、相当少量のお湯でもきちんと洗えるようになりました。
普段どれだけ無駄にお湯や水を使っていたか、反省させられました。
そして普通の生活がどれだけありがたいことだったかを実感しました。

もうすぐガスが復旧します。
以前は当たり前だった「ありがたい普通の生活」が戻ってきます。

しかし我々とは比較にならないほど、
不便な思いをしている方々がまだまだ沢山いらっしゃいます。

そのような方たちにも一日も早く、
その「ありがたい普通の生活」が戻ることを
切に心から願っております。

そして必ず復興することを信じています。