海上保安官が中国漁船の衝突映像を流出させたとして、
取り調べを受けています。

本人はこのようなことをすれば、自分がどういう立場に立たされるか
当然わかっていたはずです。
それでも映像を流出させ、事実を国民に伝えようとしました。

自分の身分や立場よりも、自分の信念を通したわけです。

日本は法治国家です。
もちろん法律を守らなくていいはずはありません。
法律は守るべきです。

でも、法律や自分のことより大事なものが、この方にはありました。
本当の気持ちや信念は、ときに法律をも超える瞬間があるべきかもしれません。

自分の体裁や立場ばかり考えているポリシーやビジョンのない人間と、
ときに自分がどうなったとしても自分の気持ちや信念を通す人間。

どちらが人として魅力的で、人間として生きている実感が湧くのでしょうか。
結果は言うまでもないと思います。

保身に走る政治家と勇気ある海上保安官。
今後どうなっていくのか、注目です。