先週、日銀が約6年半ぶりに為替介入を行いました。

効果のほどはいろいろな意見が出されていて
限定的との見方が大半のようです。

そこで今回の介入がどこまで続くのか、
どの程度の水準を目指しているのか、
過去の実績が気になったので、前回の介入の実績を調べてみました。

前回の介入は平成15年1月から16年3月まで
実に35兆円ほどの大規模介入が行われていました。

その間為替相場がどのように推移したかというと
120円近辺から105円くらいまで円高になるという無残な結果に。
大きな流れにはいくら資金を投入しても敵わないように見えます。

実際無駄だったのか、介入しなければもっと大変なことになったのか
本当のところはよくわかりませんが、
今回も大きな流れが円高なのであれば、
歯止めをかけられない可能性もあるわけです。

円高になれば確かに輸出企業は大変です。
でも逆に輸入企業は仕入れの額を抑えられることになります。
大変な企業もあれば得している企業もあるということです。

我々一般消費者は消費する面でやはり有利で、
輸入品を安く買えますし、海外旅行も安く行けます。

今日ネットである買い物をしましたが、アメリカから直送されるそうで
こちらの市価の4割引きくらいの値段で買えてしまいました。
探せば円高の恩恵は沢山あります。

円高不況と言われるこの時期に、逆にそれを利用できるものを探せば
思わぬ円高メリットを享受できるかもしれません。

ドル建ての信託などをコツコツと長い目で積み立てて行く投資も
始めるにはいい頃かもしれませんね。
(投資は自己責任で)